「小学校から良い環境を整えたい、小学校受験を考えている」
「小学校受験に供えて、幼児教育を行いたい」
このように考えている人も多いのではないでしょうか。
ただ初めてのお子さんで、またご自身に小学校受験の経験がない人はどのようにして良いかわからないと困惑するものです。
そこでここでは
- 小学校受験でみられるポイントは何か
- 小学校受験で英語は必要か、またいつから行えばいいのか
- おすすめの幼児教育と費用
について解説していきます。
はやく勉強したいな~
いつからはじめて、お金はどれくらいかかるんだろ~
小学校受験でみられるポイントとは
小学校受験でみられるポイントは、大きく分けて以下の5つです。
- 学力
- 行動
- 面接での受け答え
- 絵画
- 運動
ひとつずつ見ていきましょう。
学力
ペーパーテストなどで、受験生の学力を測るものです。
非常に多くの学校で実施されており、「小学校受験のための対策=学力対策」と考えられることもあります。
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行動
受験生の行動を見ます。
お友だちと仲良くできているか、基本的な生活動作ができているか、挨拶ができているかなどがみられます。
面接での受け答え
面接も非常に重要な要素です。
子どもだけで面接を行う場合もありますが、親子や保護者を対象とした面接もあります。
また、グループで行われる場合もあります。
絵画
絵を描かせることで、その子の発想力や指先の器用さなどがわかります。
慶應義塾横浜諸島部などがこれを実施しており、小学校受験対策として絵画を教えているところもあります。
運動
運動は、「運動技術そのもの」をみることだけを目的としているわけではなく、多くの場合
「ルールをきちんと理解し、また守れるか」
「基本的な体力や技術はあるか」
などがみられます。
小学校受験で英語は必要か?やるとしたらいつからが良い?
小学校受験で英語は必要?
国際化が叫ばれて久しい今、「英語」は私たちと切り離せないものとなっています。
2020年からは小学校すべてで3年生~6年生に対する英語教育が必修とされるようになり、私立のなかには英語授業を非常に多く設けられているところもあります。
また、ネオマーケティングが2012年に男女500人を対象としてとったアンケートでは、75パーセント程度の保護者が「英語教育は、小学校の入学前から行った方が良い」としています。
加えて、38パーセントの人が、子どもを英会話の教室や塾に通わせているとしています。
英語はいつからはじめるの?
0歳から3歳までの間に英語教育を受けさせ始めたという人が41.2パーセントにも上っていることを考えれば、「早いうちから英語を教えた方がいいかもしれない」と悩む人がいるのも無理からぬことでしょう。
ただ、ほとんどの小学校では「受験のときには英語の問題は出さない」としています。
つまり、小学校受験として英語の授業を受けていなかったとしても、それほど大きな問題にはならないのです。
国際小学校と銘打っているところでは英語の問題が出されることもありますが、「英語力だけで合格・不合格を判定することはない」としているところもあります。
もちろん小学校に入学した後のことを考えたり、子どものころから英語に慣れさせたい……と考えたりして、早い時期から英語教育を受けさせることは無駄ではないでしょう。
「子どものころに英語教育を受けさせると、日本語の文法とは異なるので子どもが混乱する」とする考え方がある一方、子どものころから英語に触れていると発音がきれいになりやすいとする声もあります。
子どもの英語教育は一概に否定されるべきものでもなければ、また一方的に肯定されるべきものでもありません。
小学校受験にはほとんど必要ないという事実を押さえつつ、その子の特性をみて受けさせるべきかどうかを考えるとよいでしょう。
小学校受験にかかる費用とおすすめの塾選び
小学校受験の費用はいくらかかる
小学校受験は、「受かってしまえば終わり」というものではありません。受験費用も掛かりますし、通わせ続けることで発生するお金もあります。
小学校によって異なりますが、小学校に通うために必要な費用は、1年間150万円程度だと考えられています。
公立の小学校が30万円程度ですから、かなり多額の費用がかかると考えてよいでしょう。
※出典:文部科学省「平成28年度子供[大塚1] の学習費調査の結果について」
また、初めて小学校受験に向けて子どもを塾に通わせる……という人も多いでしょう。
この場合の費用についても見ていきましょう。
小学校受験を対象とする幼児教育の場合、その費用は塾によって大きく異なります。
また、お子さんの年齢によっても変わってきます。
【一般的にですが】
- お子さんの年齢が上がっていくにつれ高くなる
- 少人数~マンツーマンであればあるほど高くなる
- 時間が長ければ長くなるほど高くなる
という傾向にあります。
「詳細は問い合わせを受けてから」としているところも多いため一概に「〇円」とはいえませんが、毎月の月謝は20000円~40000円前後/月謝としているところが比較的多く見られます。
「コマ数を増やしたい」と考えればそれだけ費用は高くなりますし、50000円を超えるケースも珍しくありません。
またここに、さらに入塾費用などが加算されることもあります。
そのため、年長の1年を通わせると考えた場合であっても、最低でも40万円程度の出費は覚悟しておいた方がよいでしょう。
初めての小学校受験に向けての塾選び・授業
「おすすめの小学校受験のための塾」ですが、これは以下の4点をみます。
- 合格率を明らかにしているかどうか
- 志望校の合格率
- サポートと授業内容
- 授業風景が見られるかどうか
①合格率を明らかにしているかどうか
実際の実績をみます。難関校の突破率などを見るとともに、先生の実績や経歴にも目を通しましょう。
②志望校の合格率
「〇〇という小学校に通いたい!」と考えるのであれば、全体の突破率だけでなく、その特定の学校への突破率を見る必要があります。
特に地場の塾などはこれを積極的に明らかにしているところも多くみられます。
③サポートと授業内容
どのような授業が行われているか、また授業以外のサポートはどのようになっているのかを確認します。
またこのときには、通わせる保護者自身が「小学校受験のための塾か、小学校受験が終わっても通わせ続けるか」を考えておくとより意味のあるものとなります。
④授業風景が見られるかどうか
現在は新型コロナウイルスの流行もあり、体験教室などはやっていない塾も多く見られます。
ただ、動画の配信などで積極的に授業風景を見せているところもあります。
迷ったのならばこれを見て、通わせる塾を判断するとよいでしょう。
まとめ
「小学校受験」は、お子さん本人だけでなく、親御さんの取り組みも重要になってきます。
幼児教育とは何か、目指すところはどこか、かけられる費用はいくらくらいまでなのかを考えたうえで、小学校受験突破のための塾を選びましょう。
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